薬理毒性試験のDX推進研究会

Consortium for Digital Transformation in Pharmacology and Toxicology

お知らせ

後援:日本薬理学会、日本実験動物学会

お問い合わせ

東京大学大学院農学生命科学研究科 村田幸久准教授・公益財団法人実中研
TR部門長山本大地を発起人として、薬理毒性試験のDX研究会を発足い
たしました。

昨今、世界的に創薬プロセスの加速が求められています。

デジタル化はその一つの有力なソリューションであるものの、薬理毒性試
験領域のデジタル活用は格段に遅れており、改善余地の大きな領域です。

薬理毒性試験に携わる日本の研究者は、高度な技術と丁寧な動物管理で国
際的に高く評価されています。この強みに先端技術を融合し、動物行動評
価のあり方を刷新することで、創薬効率の大幅な向上が期待できます。

私たちは、創薬にかかわる企業・組織の皆様と協働し、日本における薬理
毒性試験のデジタル化を推進し、創薬プロセスを変革していきます。

研究会概要

2024.8.1

薬理毒性試験のDX推進研究会の発足

 2024年8月1日 東京大学大学院農学生命科学研究科 村田幸久准教授・公益財団法人実中研TR部門長山本大地を発起人として、薬理毒性試験のDX推進研究会を発足いたしました。

 一社での解決が難しい薬理毒性試験領域のスループット性向上の課題に対して、コンソーシアム型の企業コラボレーションを通じて向き合って参ります。

お知らせ

2024.10.30

第1回研究会 開催報告

 2024年10月30日の13時より、東京大学農学部フードサイエンス棟 中
島記念ホールにて第1回研究会を開催いたしました。

 約80機関、120名前後もの方々に参加いただき、非常に充実した会とな
りました。参加いただいた皆様に感謝申し上げます。

2025.3.15

第2回研究会 開催決定

 昨年、多くの方々にご参加いただきました研究会の第2回目の開催が決定いたしました。薬理毒性試験領域の課題解決に対して、知見を深める・共有する場としてご活用いただければ幸いです。

ご参加をお待ちしております。


2025年5月28日 (水)13:00~15:00

東京大学農学部弥生講堂一条ホール

※オンライン同時配信


午後13:00

薬理毒性試験のDXにおける課題と取り組み

東京大学大学院農学生命科学研究科 寄付講座 食と動物のシステム科学

村田 幸久 准教授

第2回研究会

開催情報

2025年5月28日 (水)

東京大学農学部弥生講堂一条ホール

※オンライン同時配信

公益財団法人 実中研 トランスレーショナルリサーチ部門 

山本 大地 様

株式会社リヴァンプ 代表取締役社長 執行役員CEO

湯浅 智之 様

東京大学協創プラットフォーム開発株式会社 パートナー

河原 三紀郎 様

Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社 Pharmacology Business unit 

後藤 雅将 様

午後14:30

ディスカッション

株式会社日立製作所 公共システム事業部 理学博士

合田 徳夫 様

 2024年10月30日の13時より、東京大学農学部フードサイエンス棟 中島記念ホールにて第1
回研究会を開催いたしました。
約80機関、120名前後もの方々に参加いただき、非常に充実した
会となりました。参加いただいた皆様に感謝申し上げます。

第1回研究会

開催報告

 まず主催の東京大学村田より、動物実験DXに向けたア
カデミアの取組や汎用化の可能性についてお話させていた
だきました。創薬プロセスの加速のため、薬理毒性試験/
動物実験プロセスの変革、産学官・企業間の垣根を超えた
データの標準化や共有の仕組みづくりの重要性について説
明致しました。

 次に実中研の山本様より、動物実験DXの取組みを紹介
いただきました。動画撮影等によるヒトの介入防止や夜間
データ取得、機械学習による疾病モデル特異的な行動評価
等について、事例とともに重要性を解説いただきました。

 東京大学協創プラットフォーム開発の河原様からは、産学連携
やスタートアップによるイノベーションの在り方について解説い
ただきました。産学連携にはリーダーシップや関係者の協力、資
金基盤、継続の仕組みが重要と強調されておりました。

 最後のディスカッションタイムでは、動物行動のDX推進時の
課題感、データベースの維持改善活動の重要性、動画撮影・解析
におけるエンリッチメントの位置付け、動物実験と代替技術を使
い分ける際の考え方などの様々なトピックに関して、活発な質疑
が交わされました。

 次回の第2回研究会は2025年上半期に開催予定です。当日は
データベースの構築方法など、より具体的な内容について討議し
たいと考えております。皆様のご参加をお待ちしております。

 文部科学省の釜井様からは、ライフサイエンス政策に関する国の動向について、コメントをい
ただきました。ライフサイエンス分野の研究力・創薬力の向上を目的として、国でどのような議
論がなされているかについてご紹介いただきました。


 また、デロイトトーマツベンチャーサポートの粂田様、鈴木様には、国内製薬企業の厳しい外
部環境を踏まえ、本研究会のようなオープンイノベーションの重要性について、他社事例を交え
つつ説明いただきました。


午後13:00

薬理毒性試験のDXにおける課題と取り組み

東京大学大学院農学生命科学研究科 寄付講座 食と動物のシステム科学

村田 幸久 准教授


午後14:30

ディスカッション/質疑応答

第1回研究会

開催情報

2024年10月30日 (水)

東京大学農学部フードサイエンス棟

中島記念ホール

※オンライン同時配信

公益財団法人 実中研 トランスレーショナルリサーチ部門 

山本 大地 様


文部科学省 研究振興局 ライフサイエンス課長

釜井 宏行 様


デロイトトーマツベンチャーサポート株式会社 

粂田 将伸 様

鈴木 慶子 様

東京大学協創プラットフォーム開発株式会社 パートナー

河原 三紀郎 様

関連学会

後援

日本薬理学会

日本実験動物学会

学会講演

APPW2025(2025年3月19日)

第130回日本解剖学会・第102回日本生理学会・

第98回日本薬理学会 合同大会シンポジウム

演題「動物の心を読む:人工知能が変えていく未来の動物実験」

お問い合わせ

〒113-8657 東京都文京区弥生1-1-1

東京大学農学部フードサイエンス棟 404号室


東京大学大学院農学生命科学研究科

寄付講座 食と動物のシステム科学

村田 幸久

HP: https://square.umin.ac.jp/food-
animal/index.html

Email: amurata@mail.ecc.u-tokyo.ac.jp


〒210-0821 川崎市川崎区殿町3丁目25番12


公益財団法人実中研

山本 大地

HP: https://www.ciea.or.jp/

Email: tyamamoto@ciea.or.jp